こんにちは(^▽^)
フローリストカノシェ 店長のコージです。
突然ですが
フローリスト カノシェは オープンして20年目になること、
ご存知ですか?
10年ひとむかし、と言いますが
振り返ってみると、あっという間の出来事だったように思います。
もちろん、これからもますます頑張っていきますよ(^-^)
今回は、私の 【脱サラ〜花屋になるまでのお話】
をしたいと思います。
私は 工業大学を卒業し、OA商社でシステムエンジニア
をしていました。
仕事も一通り覚えた頃、
大学時代からの彼女・佐和子(現在の妻です。)と
「将来お店開きたいね〜。」
なんて話をしていまして 色々調べていました。
【開きたいお店の希望条件】
◎ お客様の喜ぶ姿を直接見ることができる
◎ ひと手間かけて、自分達のオリジナリティーが出せる
・・・とは言え、なかなかピント来る業種が見つかりません。
そんな時、友人がこんな一言をくれました。
「知り合いが花屋をやってるよ」
花屋をしている自分を想像してみて、、、、
これだ!! と思いました。
ほとんど直感です。
理屈でなく、直感って大切だと思っています。
そして、二人とも花屋で合意。
(佐和子はフラワーアレンジメントを習っていました。)
そこから本気で花屋を始める為の修行がスタートしました。
修行編は、日を改めて お楽しみに。
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前回の「カノシェ開店物語 その1」 いかがでしたか?
今回は、その続き。修行編です。
花屋を始める為の修行は、OA商社に勤めながら始めていました。
まず、実際に行ったことがなかった フラワーアレンジメントの
体験レッスン。
青山のフラワーショップで 【ラウンドアレンジ】 という
一番基本的なレッスンを受けました。
予想以上にうまくできて 適正がある と思ったことを覚えています。
(コンキョのない自信です。でもやる気がでました!)
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【ラウンドアレンジメントとは?】
○ 真上から見ると真ん丸
○ 横から見ると半円形
○ 円の中心に向かって全ての花が放射線状にささっている
「四方見」と言って どこから見ても綺麗に見える一番基本的な形です。
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たくさんの花の本を読みながら、休みの日には色々なお花屋さんも
巡りました。
お花屋さんに出回る花が載っている 事典のようなものも読みました。
切り花が出る季節・水あげの方法・花の種類や品種など
これらで一通り覚えることができました。
園芸の本も読みましたね。
土のブレンドとか そういった本を電車の中でスーツ姿で読んでいると
おばあちゃんに声をかけられたりしたっけな(^^)
週末には、資格取得のために
フラワーアレンジメント教室と カラーコーディネート教室に
通いました。
どちらもサラリーマン時代に取得することができましたよ。
でも、この資格用のフラワーアレンジメント教室だと
アレンジメントが画一的なものとなってしまうので
それとは別に、お花屋さんが主催している花のレッスンにも通いました。
こちらで 実際の花屋さんで使う花束とか、アレンジメントとか、
その他色々を学ぶことができました。
今でもお世話になっています。先生の存在はありがたいですね。
その後 退社し、市場と生花店に勤め出すのですが・・・
それは 次回のお楽しみ〜(^ー^)
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前回の「カノシェ開店物語 修行編1回目」いかがでしたか?
今回は、その続き。修行編2回目です。
花の師匠の勧めで、私は市場の仲卸。
妻は、行列のできる大変繁盛している地元花屋さんで働くことに
なりました。
仲卸 というのは、市場から一箱単位(100本とか50本とか)
で買ってきたものを10本単位で花屋さんへ卸すところです。
花屋さんから事前に注文を受け、配達までします。
私が勤めていた頃は、トラックの荷降ろしから始まりました。
夜中の12時頃から 日本中の花を積んだトラックが次々と
やってきます!
荷物を降ろして中の花を確認し、納得したものだけを花屋さん
向けに購入。
その後、花屋さんの注文ごとに仕分けをし、トラックに積んで
配達します。
配達して戻ってくると 夕方の6時頃になってしまうこともあり、
約18時間労働・・・大変な仕事でした。
今はコンピュータ管理されているので少しは楽になっている
ようです。
この仕事で、一番大事な 「花の目利き」 を身に付けることが
できました(^^)
仲卸というのは 花を一番間近で大量に見られる仕事なんですよ。
他、配達先で多くの花屋さんと話をしたり
いろいろなタイプの花屋さんを見ることができました。
これものちのち大いに 役に立っています。
市場の内部の仕組みや 仕入れの仕方も 身についたので
開店のときもスムーズに花の仕入れができるようになりま
したよ(^^)
他にもよかったことは色々とありますが、仲卸時代の
おおまかな話は以上にて。
次回 代官山でプチオープンの話に続きます!
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今回の修行編は <<代官山でプチオープン>> の巻〜!
市場に勤め しばらくして・・・
幸運にも、代官山で 『アンティークロージアム』 という
お店をしている親戚から
「修行を兼ねて店先に花のコーナーを出してみない?」
と、お誘いを受けました!
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『アンティークロージアム』
1950年代頃からの
ビンテージ家具、食器、花器、
アクセサリー、洋服を扱う人気ショップ。
モデル、デザイナーなどの業界人。
オシャレなお客さま多数です。
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妻は代官山の花コーナーに専念!
私は市場の仕事と掛け持ちで始めました。
真夜中から卸の仕事をしながら 新鮮な花を仕入れ、
お店に届けて 車の中で仮眠を取っていました。
今ではとてもできません。若かったからこその荒技です(^^ゞ
失敗や苦労もありましたが、、、
お店のオーナーをはじめ、センスの良いお客さまに囲まれて
『オシャレな花の種類・色合わせ』
『雰囲気のあるラッピング』
『器とのコーディネート』
『差し上げる用途によっての提案』
⇒これは経験の積み重ねとセンス
『店頭のディスプレイ』
『雑貨の仕入れ、売れ筋の見極め』
などを、体験しながら磨き、、、
代官山の場所柄、
『ウエディングブーケ・レストランウエディング飾花』
『代官山、渋谷パルコ、広尾などのレストランへの活け込み』
『アパレル新作コレクションを飾る花』
『各種イベントの飾花』
『雑誌のウエディング特集へ掲載用のブーケ』
など、多彩な経験ができました♪
独立する前にこのようなことを体験できるなんて!
今思うとすごく恵まれていたと思います(^^)
そして、、、
代官山のお店が改装工事に入るのを機に
待望のショップを オープン することになります!
お店の場所選び、すごく苦労しました・・・
このお話は 次回のお楽しみ♪
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今回は 『お店の場所さがし 1回目』 をお届けします♪
お店の場所を探すのは すごく大変でした(>_<)
何10件見たことか
・・・100件近く見たかもしれません。
<<希望の条件>>
●住んでいる方と仲良く楽しく働きたかったので
住んでいる方の多い場所
●人通りのある一階のお店
●代官山からのお付き合いのあるレストランやオフィスへの
毎週届けるお花の仕事を引き続きおこなえる場所
●すぐ近くにお花屋さんが少ない場所
<<プラスアルファの希望>>
●病院や会社や駅に近い
●公会堂など 人がたくさん集まる場所が近い
上記のような希望を胸に 探しまくりました!
お花屋さんは通常、6坪くらいの広さが一般的なのですが
花の先生のアドバイスを聞き
落ち着いたらお花のレッスンをするかもしれませんし
いろいろやりたいことが出てくると思うので
10坪以上の広さを探しました。
家賃は、、、そんなにたくさん払えないので(^^ゞ
なるべく安いところに絞りました。
どうやって探したのかというのは・・・次回のお楽しみに♪
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前回は、花屋さんの場所探しで
「こんな場所にお店を出したいな」 というお話をしました。
今回は 「どうやってそういう場所を探したか」
というご紹介をしま〜す(^▽^)
ひとつには、
街の人の流れ、どんな人が多く住んでいるか などを見たくて
自分でも土地勘のある地元や
人づてで評判のいい街を聞き、足を運びました。
良さそうだ! と思った街では 不動産屋さんに声をかけて
いい場所があれば連絡をしてもらいました。
ふたつめは、
店舗専門の不動産屋さんに相談して
花屋さんに向いてそうな物件を紹介してもらいました。
いい物件が出るとFAXが流れてきます。
期待 と 緊張 の一瞬です!!
でも・・・
「お、これはいいかも♪」 と思って行ってみると
すぐ近くに花屋さんがある!
ということがすごく多かったです(T_T)
花屋さんが少ない場所というのは
後発で出すには 一見良さそうに見えますが・・・
花を買う人が少ない という場合が多いので
避けたほうがいいと思います。
逆に、あまり花屋さんが多くても
後から入っていくにはちょっと難しいかな〜・・・
このバランスが大変でした(−−;
また、ここはいい!
と思って申込をしようと思っていると
美容室が先に契約をしてしまった!
ということも何回かありました(T_T)
美容室と花屋さん、適した立地が似ているようです。
本当にたくさんの物件を見ました。
正直・・・いいところはもう見つからないのか・・・
って思ったこともありました・・・
次回は
「やっといい場所が見つかった!」
のお話をお送りします!お楽しみに(^▽^)
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『カノシェ開店物語』、楽しんでいただけていますでしょうか♪
前回は お店の場所探しを始めたはいいけれど
何十軒見ても希望の場所が見つからないお話でした。
今回は やっと見つかったお話です!
代官山のお店を借りていられる期限も近づいて
そろそろ決まらないと本当にマズいなぁと思っていた頃。
1枚のFAXが流れてきました。
「曙橋」・・・
聞いたことのない駅だなぁ.....?
調べてみると 新宿三丁目と市ヶ谷の間の駅で
東京女子医大の最寄り駅。
少し前までフジテレビがあった場所だとわかりました。
「女子医大」 と聞いて
高校時代の友人が付近に勤めていることを思い出し、
どんな町か、聞いてみることにしました。
すると!
「花のことはわからないけれど活気のある商店街だよ」 という答え。
ドキドキしながら現地を見に行きました。
思わずニッコリでした!(≧∇≦)
●地元密着でお客様と仲良くお店ができること
●代官山からの毎週お届けする花を引き継いでできる場所
●病院や会社、駅に近い
などの希望が満たされていそうでした!
その後いろいろ調べて ここにお店を出すことを決めました!
一番の難関、お店の場所さがし、クリアです
次回は 「トラブル発生!」 の巻です。
お楽しみに?
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『カノシェ開店物語』、いよいよ佳境に入ってまいりました!
やっとの思いでお店の場所が決まり、よしやるぞ〜!
・・・と気合いが入っていた矢先に トラブルが発生しました。
内装と不動産をやっている業者に場所を見つけてもらったので
内装もいっしょにお願いしました。
いただいたデザインを見てワクワクしていたのですが
見積もりを見て びっくり!
なんと 予算とひとケタ違う金額でした・・・
わたし
「これでは無理なので他をさがします・・・」
業者社長 ←奥からお出ましです!
「場所探しで動いた人手の金額も請求することができるんですよ」
えー!!・・・
今ならわかりますが 本当はそんな請求できません!
でも当時 20代、若造の私にはわかるはずもなく・・・
「うちで見つけたんだから内装もうちでやる」というその社長に
ほとほと困り果ててしまいました。
そんなとき
花屋さんを中心に手掛けている内装業者があることを知りました。
「こちらで予算内でデザインと見積もりを出すから
見つけてくれたその業者で工事だけやってもらったらどうか」
相談すると、こんな提案をしてくれました。
これでなんとか一件落着・・・
無事、予算内で 自分たちの満足するお店がやっとできました。
皆さん、悪徳業者には気をつけましょう!
次回はいよいよオープンのお話です。
お楽しみに♪(^^)
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お送りしていた『カノシェ開店物語』、最終回になりました!
場所探しからお店ができるまで 大変苦労しましたが
なんとか待望の開店にたどりつきました(^^)
1997年 9月18日のことです。
お客様、来てくれるかな…
期待と不安の混ざった気持ちでオープンを迎えましたが
祝日の初日から、びっくりするくらいお客様が来てくださって
すごくうれしかったことを思い出します(^^)
たくさんの方がお祝いや手伝いに来てくれて感謝感謝でした!
代官山では お花と一緒に、60年代を中心とした
アメリカの洋服や花瓶やリネンを販売していました。
お花と、こういった生活に潤いを与えてくれるものを
嬉しそうに一緒に買っていかれるお客様の姿を見ていたので
新しいお店をオープンするときも 花以外に
アロマグッズやハーブティー、ガーデニンググッズなどを
自然とそろえていました。
花の鮮度や品質、お手頃プライス、豊富な種類など
花については自信があったのですが
今思うと・・・
こういうことが新鮮に映って オープンから快調に
お客様が来てくれたのかな、と思います♪
あれから12年経ちますが・・・
大好きな花と お客様と スタッフに囲まれて
本当に幸せに仕事をやらせていただいています。
ありがとうございます(^^)
これからももっともっとがんばっていきますね!
花ギフト フローリスト カノシェはこちら
http://www.kanoche.com/